雨樋を伝って12階までいったあの日「運動能力は環境に左右されるのか?」
私が生まれ育ったのは、西八王子のとあるマンションの8階である。
そこは高層階のマンションが故にさまざまなことが巻き起こる。
命綱なしで、雨樋を伝い、1階から12階の屋上まで登りきるものが現れたり。
エレベーターの踊り場に謎の靴が置いてあったり…ご想像に任せます。
マンション鬼ごっこをしまくったことで、住人に捕まり、帰れなくなったり笑
色んなことが起こり、それが普通と思い、生活をしていく。
そんな生活から引っ越しをすることで、新たなる世界が現れる。
新たなる地は、八王子みなみ野の出来立てホヤホヤのマンション。
そこは、今までとは何もかもが違った。
雨樋を伝うこともできない笑、靴もない、マンション鬼ごっこなどする友達もいない。
徹底的に管理されたマンション。危険を恐れる子どもたち。
タイミングとしては、中学に上がるときだったので、勉強に集中できる環境ということだ。
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私自身が学習しても身に付かない土壌が育っていたので、どうしようもなかったが、、、
そんな場所に移り住み、刺激の少ない安全な環境でぬくぬくと育っていった。
小学校までの刺激ある環境を知ってるが故に、働きだして4回の引っ越しをしたが、どこも良い場所だと思うことができた笑
そんなことをツラツラ書いていたら、1つのテーマが頭に浮かんできた。
「運動能力は環境に左右されるのか?」
2歳の娘が部屋でカラーバットをよく振り回している。
そこで、ボールを打つ練習をしてみた。
長いコップにボールを置いて、Tボール感覚で、ひたすら襖めがけて、打たせる。
何も考えさせずに、30分ノンストップで打たせ続ける。
ミート力がだんだん上がっていく。
この短時間で凄まじい成長を見せる。
お陰で、終わった後は見事に倒れこんだ。
私もこれくらい集中してみたいものだと、激しく思った。
この行動により、「体力、集中力、ミート力向上」というメリットにおまけして、すぐに寝るという素晴らしい実績を残してしまった。
これに監督[妻]は喜び、「毎日やれ❗️」という指令が出てしまった。
このように、「たまを打つ」という環境の下、育てば、間違えなく運動能力は向上するだろう。
ちなみに、4歳の娘は小学生と鬼ごっこををする習慣を獲得したことにより、走力を向上している。
そうやって色んなことを経験していく。
指導者に「やりたくやいならやめちまえ!」と言われ、自分がその競技が好きなのかどうかもわからず、それしかやったことがないからやる。
そんな状態で、無我夢中で競技に没頭する。
迷いなく続けり。
ふと、違う競技に触れて、我にかえる。
これを5回ぐらい経験して、今は「走る」ことに辿り着いた。
そうやって大人になっても競技をする人と、しない人に別れていく。
その違いについては、今後の研究テーマにしていきたい。
ご精読ありがとうございましま。