身体に目を向けて!知らず知らずに身体は悲鳴をあげていく。
この1年間走ることに向き合い続けていた。
5月の彩の国100マイルに出場する!
となってからは、日々の練習が常に緊張感のあるものへと変わっていった。
迎えた本番では、脚は全然元気なのに内蔵が大ダメージ。気持ち悪くて補給出来ず、走れなくなった。
そんな悔しい思いを残し、大会が終わった後も、レース前の緊張感を持ち続けた。
一回作り上げてしまった、『プレッシャーの習慣』を取り除くことができなくなっている自分がいた。
7月の野沢4100Dという65キロのミドルレースでは途中垂れることもあったが、ラスト10キロにスパートをかけることができた。
(こんな力が出せるんだ。)
そんな自分の未知なるパワーに希望を感じた。
そんな調子で迎えた夏本番8月!
富士山の周りを一周101キロ走る。
夜の12時スタートということもあり、夜中は爆走を続けたが、明け方足が止まる。
約70キロをとぼとぼ歩きながら、痛みに耐えながら、ゴールへ向かう経験は正に…
諦めない気持ちを走りの中で学ぶことができた。
そのレースが今現在まで悩まされる、身体の不調になるとは。。
その後、休めど休めど、脚の様々な部位に痛みが出る。
1時間走っては、1週間休み、1ヶ月に一回レースに出る。
そんな日々が3ヶ月近く続いている。
最近レースも終わり、正気を取り戻したのか!?
病院に通うようになり様々なことがわかってきた。
左脚は鵞足炎と診断され、MRIを撮ったり、レントゲンを撮ると、、、
10年前に手術した金具の部分が痛むということが判明したり。
右足の股関節の痺れが、坐骨神経だと思っていたら→腸腰筋の炎症であった。
お尻の筋肉をストレッチポールでほぐす日々を続けると、痛みが軽減された。
毎回ケガをするとそう思うのであるが、健康であると突き進んでしまう。
身体には色んな筋肉が付いていて、その一つ一つが役割を発揮することで、安定した走りにつながる。
同じ筋トレ、同じストレッチ、同じ練習により鍛えられる筋肉に偏りが生じる。
耐えられなくなった筋肉は炎症を起こす。
そんな一連の流れを理解せずに、目先の大会、目先の練習のタイムにこだわり続けていた。
それでは、良いパフォーマンスは発揮されないだろう。
スタミナ、スピード、フィジカル、メンタル、心拍、柔軟性、最大酸素摂取量、様々な面から客観的に自分を観察して、一つ一つ課題を解明し、克服するという整理が必要だ。
例えば、、、
何キロどのくらいのペースで走ることができるのか?→1キロ、5キロ、10キロ、フルと定期的に計測していく。
体のどこが弱くて、どこを強化するのか?→左脚が弱く、左脚の筋肉の部位に対して一つ一つアプローチをかけるようなトレーニングをする。
こんな問いに答えていく。
ただ走って気持ちよくなる。ただ走ってタイムを出す。ただ走って……
そんな習慣は終わろうとしているのかもしれない。
一回の練習に意味をもたせるために、入念な準備、入念なリカバリーをする。
そんな身体に気を使い、ケガをしないような人に私はなりたい。
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
毎朝フルグラ、昼には給食、夜には白米1合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシうなずき。
ソシテワスレ。
野原ノ松ノ林ノノ
片倉の中古の一軒家にて
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハ走り。
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ