ハルログ

金井農場での出来事や考えをアウトプットします🎵

『もっとこの時間が続けばいいのになあ』ニセコアドベンチャーレース!

最初、吉沢さんから、『 ニセコでアドベンチャーレース の帯同カメラマンの仕事あるらしいよ』 そんな 誘いから (おもしろ荘) と言う 思いだけで、 やることを決意した。

レース当日までは 、アドベンチャーレースとはどんなものか 知らず、レース前のミーティングに参加した。


ミーティングでは 地図を眺めながら いろんな言葉が飛び交い、 理解不能の 領域を超えて、 頭が大パニックを起こしていた。


そんな状態のまま、 レースが始まる 。


最初はオリエンテーリング
夜の12時 スキー場を選手達が 動き回る。


次に マウンテンバイク。
坂道を ものすごい勢いで 手で押したり 、ペダルを回して進んでいく。


次は山の中へ入っていく 。
得意の トレラン Zone かと思いきや 道なき道を 進んでいく戦士たち。
私は 最初【 藪をこく】ことが できず 、林道に立ち尽くす。 藪から出てきた戦士たちを待ち構える。
また林道を 走り出す戦士たち、 また藪の中へ入っていく。

ここで置いてかれたら 遭難してしまう。


そんな思いから 人生初の【藪こき】が始まる。

戦士たちが歩いた後の トレースは 比較的 歩きやすいが、 なかなか アドベンチャー

そんな状態でも 、ハンディカムを持ちながら 選手を撮らなければならない。

過酷だ。

やぶゾーンが 続き いつのまにか 夜があける。


戦士達は ラフティングゾーンへ行く。 私は 選手が通り過ぎる 橋の上から撮影 そんなことを 繰り返し ラフティング 後の 選手たちを待ち構える。


ロードをランする戦士たち。
バイクで追いかけるセクションは 比較的 落ち着いて撮影ができた。
そんな時間も すぐ 終わり。


バッククラフト の区間へ入った。私は次の 沢登りする区間へ 自転車で移動する 。戦士たちが 沢登りする区間は沢の上の山から→ 沢下りをして 戦士達待ち構える。

そんな沢下り。 共に行動した 菊池さんは 『シガイチ』を完走するなど、 とんでもない 強者。


ガンガン沢を下り 私を案内する。 沢を下って 1時間 弱 選手たちが 現れた。 次は選手 追って 沢登り。


腰まで 水に浸かり、 自分が なんでこんなことをしているのか?自問自答しながら 前に進む。

沢が終わったと思ったら 、また 藪漕ぎでチェックポイントへ向かう。


本当であれば ここで 車 に乗って キッチンカーのある チェックポイントへ向かうはずであった 。だが、レースに没頭するあまり 車をスルー。


そんなこともありながら キッチンカーのある 場所へ到着。

カレーと、とん汁をいただき 、焚き火をして体を温める。


かれこれ、 スタートから 15時間経っていた。


そこから選手達は 90km マウンテンバイク区間 に入るので 、車で移動し少しだけ 汗を流す。

そんなことをしていると、 すぐに 移動の時間が始まる。


夜も深まり ニセコの空が 星でいっぱいになった。
こんな 綺麗な 天の川を見るのは 初めてだ。


束の間の休息の後、 トップの戦士たちが 現れる。 ここから ゴールまで 9時間は 選手と共に行動する。

ここまで 24時間 休みなく 動き続けた 選手たちは、 疲労しているかと思えば、めちゃくちゃ元気だ。

そんな選手たちにパワーをもらいながら、 夜のマウンテンバイク。


山の上の チェックポイントでは、 初めての 休憩 という選手たち。

15分で 仮眠終え、 すぐに 次のチェックポイントへ向かう。


またしても オリエンテーリングだ。 廃ゴルフ場を利用した そのゾーンは 意外と時間がかかる。2、3時間 廃ゴルフ場を 徘徊する。


『もうすぐで、終わる。』 そんな 思いが 過ったが 、ここからが本番であった。


いつも通り、マウンテンバイクで 山を進む選手たち。


いつのまにかスキー場の ゲレンデを バイクを押して進む 。

とんでもなく辛い。

そして選手たちの マウンテンバイクに比べて、 私の バイクは タイヤが太く、 重量感が 尋常じゃない。

スキー場の てっぺん目指して 突き進む戦士たち。 そろそろチェックポイント。


かと思えば コースを間違えたようで 、ダウンヒルで せっかく来た道を 下る選手達。


もう何もかも 受け入れる状態が整っている 。

そして、また登る。 完全に離されて2~30 M の 間を開けて のぼる 金井。


チェックポイントを 見つけた時は 安堵感から 、少し 気を失った。


そこからまた 、次のチェックポイントへ向けて スキー場を徘徊。

スキー場を 登った分 ご褒美の ダウンヒルが待っている。


ゴールの ルスツリゾート の遊園地が 見下ろせる。 そこから の ダウンヒルは 最高であった。

これでレースが終わると 思うと なんだか寂しい気持ちになった 。


『もっとこの時間が続けばいいのになあ』


そんな思いに 浸っていると、 選手たちが 陣形を組んで、 ドラフティングしながら 、凄まじい勢いで ゴールへ向かっていく。

完全に 戦士達に 遅れをとった金井は 死に物狂いで 、選手たちを追いかける。

ゴール手前で 完全に戦士たちを見失った。 まずいと思っていたら、 近くに チェックポイントを発見。

選手たちは 急ぎすぎたあまり、 このチェックポイントを 通り過ぎていた。


余裕を持って 待ち構える笑

完全に どこかへ 行ってしまった戦士達が戻ってくる。

そこからはゴールまで歩み 、 3 4 時間にして ついに ゴールの瞬間。

ただ カメラを持って 、追いかけてきた 身分でありながら 、感動している。


ゴール後は選手たちと おしゃべりをして 、続々と ゴールゲートをくぐる 選手たちを 待ち構える。

チーム毎に ゴールの 仕方が異なり 、見るたびに 少し 感動する。

アフターパーティー が開催されるなか、 カメラマンという任務を 遂行しなければならないので、 なかなか お 酒 に手が伸びない。

とりあえず、だいぶ疲労してるので 、空港に戻るまでの あいだ少し 部屋で休もう。


と部屋に 戻ると 完全に気を失う。

気づいた時には もう帰らなければならない時間に なっていた。

今回の撮影を通して、様々な出会いがあり、新たなアドベンチャーレースという競技への興味が深まった。

ぜひ、レースへ出てみたい!