富士登山!!集団行動で問われる個人の資質!
毎年恒例のイベントが今年も開催された!
今年は富士登山!
黒須体調不良(黒)の呼びかけのもと、人が良いだけのメンバーが招集された。
23日19:00
島だんだだんだん(島)が相変わらずのヘアスタイルで、我が家に乗り込む。
富士登山に対する意識が高く、事前準備はバッチリ。
24日3:00
ワクワクして眠れなかった黒が我が家に到着。すぐに出発してこの旅で大波乱を巻き起こす体重100キロの大男(G)のもとへ。この連休のために仕事をこなし、睡眠時間は2時間という状況。
24日5:00
富士山の0合目の浅間神社にお参りをして出発!
長い遊歩道をひたすら歩く、途中で鹿のスカルを発見!
馬返しに着く頃にはGの様子がおかしい。島はこの区間が一番辛かった…と振り返る。
1〜5合目はなだらかな道だが、休憩をこまめに入れながら集団で行動する。チームであることを強く意識しながら登る。
想像以上にメンバーの潜在能力は高く、5合目までを約5時間で歩き、特に問題もなく到達することができた。
5合目から8合目の宿へ道のりは傾斜も増して、Gの脚へのダメージは尋常ではなかった。休憩をするたびに腰を下ろし、激しく呼吸を繰り返す。
この状態が2合目から続いているのだが、ギリギリのところでもちこたえている様子。
8合目の宿に到達する頃には皆満身創痍。
泊まる宿は個室で、秘密基地のような空間であった。この間取りが夜波乱を巻き起こす。
24日16:00
明日の御来光アタックに向けて夕飯をとり、少しだけアルコールを入れる。
皆疲れていたので、すぐに就寝。
明日に備えて、ストレッチをするとGは下半身を中心にいたるところを震わせていた。
しかし、計画通りにものごとは進まない。Gがこの時とばかりと大きなイビキを奏でる。
ここが俺の見せ所だー!!といわんばかりに、身体をローリングさせて両サイドのメンバーに攻撃を繰り返す。
お陰で、私は2時間ほど寝れたが、島は寝れず、黒はぐっすり。
たまらず、夜空を眺めに行くと、、、
日中は曇っていたのだが、満点の星空がそこには広がっていた。
出発時刻は0時。朝ごはんのパンケーキを頬張る。
出発早々メンバーは身体の不調を口ずさむ。
眠気の中。今までに並んだことのない山頂まで続く行列。さすがの私も口数が少なくなる。
こんなの山じゃない!ただのテーマパークだ!そんな思いをひたすら巡らせる。
トレランの格好が裏目に出るときはこの時だった。足先が寒い。
何のために俺はここにいるんだ!?
そんな葛藤を繰り返す中、空はだんだん明るくなる。
ちなみ噂には聞いていたが、富士山の飲食は非常に高い!!ケチな私にとっては手が届かない価格のものばかりであった。
山頂に近づく。山頂での御来光は厳しいかな⁉︎と思っていたが、誘導スタッフが
『御来光間に合いますよー!』
この一言に救われた。
甘く見ていた富士登山。ついに頂上だ!
到着してまもなく御来光チャンス。
あれ!?どっから太陽出んのかな!?
空はすっかり明るいのに、出てこない‼️
あれ!?雲が赤い部分がある。
あれかー!!
富士山の御来光はあそこから出るのかー!!
眼下一面に広がる雲海の一点から血豆の如く、プクプクと膨れ上がる太陽。
思わずムービーを回す。
この瞬間はさすが富士山だなぁ。来てよかった。と深く思った。
興奮冷めやらぬ中、山頂散策。郵便局でハガキを出す。
下山開始!
あれ!?あの人見たことあるな!
そう。登りで荷物とは別に、20キロの重りを担いでたヒーローだ。
それにしてはゆっくりだな。たぶん力つきてしまったをだろう。
5合目までサクッと下り、Gと島はスバルラインでバス下山。私と黒は0合目までトレランで下山した。
黒は持ち前のポテンシャルの高さで、走りきることができた。
下りの道中には富士登山競走の選手が前日の下見を行なっていた。毎年クリック合戦に負けて、出場できていない。
無事に下山して思うこと。
私以外は高尾山に登ったことがある程度の経験値しかなく、日頃運動もしていない。その状態での0合目からのアタックを成功できたことは素晴らしい。
何より、メンバーの『やさしさ』が際立った。
2日間で総行動時間18時間を超える中で、いざこざが全くなかった。もともと中がよいのもあるが、『己』を出すことなく、人を思い行動する。言葉をかける。そんなことがメンバー全員ができていたからなし得たのだろう。
疲労すると己を出してしまい、事が上手く運ばなくなる。そんな経験を日々していたり、見ている人たちだからこそ過ちを犯さなかったのだろう。
温泉で反省してる時もマイナスな発言はなく、終始和やかであった。
言うまでもないが、問題児のGがいたからこそ、この旅が面白くなった‼️