領域転回‼️ 2022 烏帽子スカイラン!!
烏帽子スカイラン。
序盤はゆったり入る。
前に見覚えのある選手たちが続々と現れる。
前日のVK レースとほぼ同じペースで急登をつま先着地で、トコトコ進む。
全長24km のレースで、10km の烏帽子山頂まで登ったら、後は下るだけ。
山頂ででぶっ倒れる覚悟は決まった。
5km 以降は何も考えず、先行する選手を抜いていく。
『これはスカイレースじゃない!バーティカルレースだ!』
自分の脳を錯覚させながら、進む。
山頂に近づくといつもは見ることがない強豪選手たちの背中が現れる。
これは完全にテンションが漠上がりだ!
稜線に入ると、田村さんの後ろにつく。
絶対に離れない!ここで離されたら、レース終了だ。
そんな強い思いを持ちながら、烏帽子の山頂を目指す。
紅葉で綺麗な山並みを楽しむ余裕は一秒もなかった。
無心で山頂を目指した結果まさかのSJS シリーズ初の10位に急浮上していた。(レース中は知らず)
つかの間!
後ろから超特急のシリーズ総合ランキング3位の松本さんが、駆け下る!
水が流れるというよりも、鳥のようだ。
そんな現象を間のあまりにして、現実に戻る。
まだレースは14kmあるが、鳥をイメージしてこの下りを走ってみよう!
そんな良いイメージのまま走っていると。
高前さ~ん!
いつもお世話になってる高前さんの出現にテンションが上がる!
ついに捉えた彼の背中!
ここは一段ギアを上げて、遠慮がちに抜く。
絶好、後から追ってくることはわかっているが、トレイルは離したい。
すぐに林道に入ると、後ろから足音。
荻野さんだ!
序盤の登りで、離したはずが、すぐに追い付かれた。
さすがの下り!これは追い付けない。
すぐに、高前さんも来た。
ここはなんとかつきたい。つきたい。着けない笑
下りのあとの登り返しで、完全に2人に離される。
ここで後ろを気にし出したら、落ちていくので、
『前の2人に追い付く!』
これだけを考えて足を回す。以外と息も足も残っている。
いつの間にか残り2km?
ヤバイ!誰も見えない!
と、思ったら、青いシャツの選手!?
とりあえず、追い付こう‼️
巨石の前の登りを全ての力を出す勢いで、這い上がる!
まさかのここに来て、心拍175!!
追い込めてる‼️
かわす。
鈴木さんだ。これはエネルギーもらえます!
だが、ここで前に出たら、追われる!
絶対に後ろは向かない!
ゴールまで、500m!
荻野さんだ!見えたーー!
未知なるパワー発動!
しかし、ラストの階段に来てしまった。
だが、今年は階段を練習してきたから、自信はある。
ふと、後ろを向くと、、
鈴木さん10m位後ろにいるー。
これはケツに火がついた🔥
手すりで、一段抜かし、一定のペース。
ゴール!!
2時間30分15秒。11位。
30分切りたかったー
あと1分で10位だったー
自己ベストを出しても、欲が湯水の如く出てくる。
それが、スカイレース。
この領域は、もう目の前まで来ている。